接骨院で取り扱う症状は大きく分類すると「骨折」「脱臼」「挫傷」「捻挫」「打撲」の5つになります。
しかし、実際に見れる症状はかなり多く、スポーツでのケガや筋肉痛、急性の症状、リハビリが必要な症状など様々なケースに対応することが出来ます。
ここでは、当院で取り扱うことの出来る症状について一つずつ説明していきます。
①骨折
骨折とは、その名の通り骨が折れている状態です。
骨折には腫れや出血の大きなものもあれば、見た目では分かりづらい不全骨折と呼ばれるものもあります。不全骨折とは、骨にヒビが入ってる状態のことです。
接骨院では応急処置の場合に骨折の施術を行うことができます。また、整復後でも医師の同意を得ることが出来れば続けて施術を受けて頂くことができます。
②脱臼
脱臼とは、関節を作っている骨が完全に離れることです。
脱臼に関しても骨折と同様に応急処置の場合に施術を行い、医師の同意を頂いたうえで施術を続けて受けて頂くことができます。
ただし、肘内障と呼ばれる肘の脱臼に関しては医師の同意がなくても施術することができます。
肘内障とは、小児の肘の脱臼のことです。
子供の骨はまだ未発達な状態なので、親に手を引っ張ってもらうなど何か引っ張る力が加わった時に痛めることがあります。
症状が出ると痛みで手を上にあげられなくなります。
③捻挫
捻挫とは、関節を捻って関節付近の筋肉や靭帯などを痛めることです。急に捻ることで痛めることもあれば、繰り返し捻ることで痛みが出てくる場合もあります。
症状としては、痛み、腫れ、内出血などがあり、痛みの出方は様々あります。じっとしてても痛い、触ったり押したりすると痛い、ある方向に動かすと痛い、などです。
痛めた所で炎症が起こると腫れが出来ます。関節の動きが制限されたり、痛みが出たりします。
さらに、炎症がずっと続くと関節の軟骨が変形することもあります。強く捻ってしまった場合、内出血が起こります。内出血が出すぎると、残骸物を吸収するのに時間が掛かります。
また、捻挫して痛めた部分をかばい他の筋肉が硬くなることもあります。すると、身体の負担のかかり方が正常ではなくなり別の筋肉を痛めます。
代表的な症状としてギックリ腰、足首の捻挫などがあります。
ギックリ腰
主に重い荷物を持った時などに発症するイメージが強いのですが、意外と多いのが前かがみをした時です。
例えば、下に落ちたものを拾う瞬間や、洗顔をしようと前かがみになった瞬間など、重い物を持たない時でもギックリ腰は発症しやすいんです。
足首の捻挫
日常生活やスポーツの中で一番多いケガの症状です。
主に足を内側に捻って痛めることが多いです。
痛みが割と軽いこともあるのでこの症状を軽く見る方も多いですが、適切な処置をしないと再発しやすいので注意が必要です。
④挫傷
挫傷とは、一言で言うと筋肉を痛めた状態のことを言います。具体的な症状として肉離れや筋肉のハリ、腱鞘炎、だるさなどが当てはまります。
トレーニング後に起こる筋肉痛もこの挫傷に含まれます。
筋肉を繰り返し使うことによって発生することが多く、運動をしている人や身体を動かす仕事をしている人には特に痛みが出やすいので注意が必要です。
代表的な症状として肉離れ、筋肉痛などがあります。
肉離れ
肉離れは主に運動をしている時に多く起こりやすく、筋肉を使っている時に、逆方向に引き伸ばされるような力がかかると痛めることがあります。下半身の筋肉に起こることが多く、太もも、内もも、ふくらはぎの肉離れが代表的です。
筋肉痛
主に不慣れな運動や不適切なトレーニング(フォームが崩れているなど)で起こりやすい症状です。
不慣れな運動や自身の筋力に合っていない運動を行うことで筋肉へのダメージが大きくなり、痛みが出てしまいます。
⑤打撲
打撲は「打ち身」とも言い、体の一部をどこかにぶつけた場合におきるケガのことです。痛めた場所の周りに内出血(あおたん)ができます。
打撲は、ケガをした直後は痛みを感じにくいのですが、しばらくたつと痛みを感じることがあります。
そのため、あとから痛みにより打撲に気づく方もいらっしゃいます。
スポーツにおいてもラグビーやアメリカンフットボール、格闘技での接触や衝突、ランニング中の転倒などでも打撲は非常に多いです。
打撲は打ち身やあおあざなどの表現をされるので軽く見てしまう人が多いです。しかし、中には骨折していたり別の症状を併発している可能性もあります。
このように代表的なものを挙げただけでも多くの症状に対応する事が可能です。
まずはお気軽にご相談ください。